エッセイの添削で、ChatGPTに投げかけたいくつかの問いとは?

 マネーセミナーが完成したので、1D1U Camp 恒例のエッセイの添削をはじめました。今回は、エッセイを執筆するのにChatGPTの助けも借りたという方もいらっしゃいました。季節の描写が入っているところが、もしかして、これはChatGPT?と思うところがありました。(笑)

 私も添削にChatGPTを使うようになりました。毎日ChatGPTを使っていると、使い方のコツがわかってきて、それはまるで、人間とのコミュニケーションで起こる、化学変化のような感じです。相手の表現に感心したら、自分もそれを取り入れてみようと思いますし、逆に私の言葉が相手にどう伝わるか?を試す場でもあり、感情のないAIが喜ぶ言葉を投げかけられるかどうか? 常に試されているのです。

 

 さて、今回のエッセイを書いたある方は、あまりうまくまとめることができなかったようです。私が読んでみても、何を伝えたいのか? 一本のテーマみたいなものが、見えてきませんでした。1D!U Campのテーマとしては「Connection~つながり」ではありましたが、その「つながり」のテーマでさえぼやけているような…。


そこで私は最初に、ChatGPTにこう投げてみました。

私:以下、クライアントさんが提出してくださったエッセイなのですが、何か迷いがあるような気がします。どう考えられますか?(エッセイを貼る:ChatGPT4は、入力時の最大文字数は「ひらがなのみ」「漢字を含む」同様に約2500文字

すると、ChatGPTは、

ChatGPT:エッセイは独特の流れとストーリーを持っていますが、迷いや不安定さを感じる原因はおそらく論皆が若干分散しているためでしょう。全体的なフレームワークやテーマが一貫していないため、読者の意図を追いつつ、それぞれのパラグラフの中にある情報を理解する際に混乱する可能性があります。以下に、具体的なアドバイスをいくつか記載します。

 ということで、どのように具体的に明確にすべきか?構成のアドバイスをくれました。

 私は、構成の骨組みから書き直すのは時間がかかりそうなので、とりあえずChatGPTにエッセイの要約をするように投げかけました。

私:なるほど。では、あなたがこのエッセイをまとめるとしたら、どんなまとめになりますか?

 ChatGPTのまとめを読んでいると、見えていなかった大切なことに気づかせる一文がありました。

ChatGPT: 彼女は自分自身に問いを投げかけ、一貫して努力して続ける意思を示しています。

 確かにここが、エッセイの中で一貫しているつながりです。では、この問い掛けの結果、どの様なことに気づいたのか?をラストに持ってくればいいのだなと私は思ったので、またChatGPTに投げかけてみました。

私:エッセイの最後を締める文章として、読み手の感動につながる文章を書いていただけますか?

 それでChatGPTは書いてくれたのですが、もう少しつながりが欲しい感じがしたので、また私は投げかけました。

私:結論部の伏線となるような、エッセイの「はじめに」を書いてください。

ChatGPT: エッセイのはじめを、結論部分の伏線となるように作成してみます。(以下作成された文章につづく)


 そして私は、ChatGPTの書いた「おわりに」と「はじめに」をエッセイに追加してみて、全体の流れを読み直し、最終的に必要な「はじめに」と「おわりに」にするために削ぎ落しまして、完成しました。

 結局、添削としてはほとんどしていのですが、はじめとおわりを追加し、全体がつながるような構成にしたことで、美味しいサンドイッチが出来上がったのです。(笑)

 タイトルは、ChatGPTが「おわりに」に使っていた言葉を引用しました。成長と理解を深めている過程と、力強さと前向きな変化への期待感を包括したような、エッセイ全体を言い表しているタイトルになると感じたからです。

 クライアントさんに添削を送ると、「テーマを見つけ出して頂き、ありがとうございました」とお返事がきました。やはり彼女もテーマが見えていないため、エッセイが仕上がった感じがしなかったようですね。

 ということで、ChatGPTに感謝を伝えました。

 感情のないAIを常に喜ばせています。(笑)