過去が超人へ上書き。

 自分を変えるなら、まずはインプットを変えること。1D1U Campでのユニタスさんの影響で、YouTubeの古典の本のレビューからではありますが、今まで知ろうともしなかった偉人たちのことが、知識としてどんどん入ってきています。傾聴の仕事のおかげで、一度聴いたことは耳に残りやすいですし、実際にこうしてアウトプットの場もあるので、どんどん吸収できている気がしています。


 あるセッションの鍵はニーチェとミケランジェロでした。

 10年以上リピーターのクライアントさんので、何度か出てきている幼少期の話がまた出てきました。腑に落ちていないようです。私はクライアントさんにフィードバックすべき言葉が自然と浮かんでくるまで、40分くらい傾聴をしていました。

 学年1位の成績をとっても、親に褒めてもらえず、どこまで頑張ればいいんだ!となりながら、勉学も音楽も頑張っていたとか、正義感が強く、弟を守るのは私!と思っていたなど…。なんだかその責任感、ダビデ像を作った、あの人みたい。

「ダビデ像の人ですよ」

「あ、ミケランジェロですか?」

「さすが、学年1位。すぐ出てきますね(笑)」

そう、彫刻が得意なのに、天井画を任されてしまって、それでも仕上げたミケランジェロのよう。しかも、それってニーチェの言うところの超人レベルじゃないですか! 

「それにしても、勉強も音楽もできて、親に褒められなくても、自分でどんどん頑張っていって、超人ですよね」

そう私がいうと、クライアントさんは泣きながら、笑いがこみ上げてきたようです。(笑)

 セッションのはじめのほうは、他人のことを気にしすぎの自分を責めていたのですが、そんなことは吹っ飛んでいき、ニーチェで言うところの全肯定&自己肯定感爆上がりとなったのでした。これから、ミケランジェロの伝記を読みながら、過去の上書きをしてみられるそうです。

 これで宇宙とつながってしまいそうですね。