損得勘定、場当たり的な決断になってしまうのはなぜか?

 クライアントさんの店売上が、先月は前年の2倍になったとおっしゃっていました。

「だったらスタッフに大入り袋でも出したらどうですか?」

「1000円でいいですかね」

「えー! せめて3000円くらいは」(まだそれでも少ないと思いますが。笑)ちなみに、スタッフ数は4名です。

 1000円の理由としては、これからも大入り袋を出すときに、期待されてしまいそうだということと、今、出費するというのは、ちょっと損な感じがするということのようでした。
 スタッフの人たちのモチベーションが低いということもおっしゃっていましたし、せめて3月は大入り袋で頑張ってくれるかもしれません。(笑)

 ここで、何を言いたいのかというと、「損得勘定で決定することになっていませんか?」ということです。


 これから、翻訳サービスを提供するビジネスを展開していきたいというクライアントさんがいらっしゃいます。まずは自分の発信をどうしていくか? 考えているところのようです。今は、自分の書きたいことをそのままブログに書いているとおっしゃいました。私が、「いつまで、自分のためのアウトプットをしていくんですか?」と質問すると「3ヶ月くらいをみています」と返ってきました。

 そのクライアントさんが、ライティングスキルアップのための講座へ最近行ったそうです。たいてい、そういう講座は男性が多いだろうなと思って聞いてみると、やっぱりそのようでした。クライアントさんは女性ですし、きっと女性がお客様になることも多いですから、「男性に向けてのライティング」の書き方を学ぶことは、時間とお金がもったいないかもと私は感想を持ちました。続けて話を聴いていきました。

「メルマガをやろうと思っているので、どんなのだったら読みたい?」と数人に聞いてみたら、「海外ドラマのフレンズのジョーク集があったら読みたいかも」と言ったそうでした。クライアントさんは、なかなか面白いかもと思って、実現させることを考えたそうなのです。しかし、著作権の問題とかどうなるんだろう? と、法律の方まで検索した結果、「できそうにもない」に落ち着いたようでした。

「でしょ、それって、既にあるものを自分がまとめて発信するというスタイルですし、そういうのって、しがらみが出てくるんですよ。それに、そもそも自分が創造したことと違うから、面白みも感じなかったんではないですか」と私が言うと、「そっかぁー(笑)」と、クライアントさんがあっさり認めました。

 自分のやっていることをよく知らない人に、アイデアを求めたら、面白いことは言ってくれると思います。しかし、こちらの心根まで知っているわけではないので、誰かのパロディー的なアイデアを言われて、その場では納得するけど、後で考えてみたら、「それってなんか違うな」となるでしょう。

 この2つの例をとってみても、日常生活の中では、そういう決断の瞬間を迎えている場合は少なくないでしょう。両方に共通していることは、「自分がどう未来を創っていきたいか?」というところが、決まっていないから、場当たり的な決断になってしまうのです。

 私も20代の頃そういう決断が多く、損得勘定で選択したら、大損してしまったことがありました。(笑)すっかりそこで学習しました。未来を決めて、自分の選択に責任を持とうと。そこから人生が変わりました。


 昨年の初めころ90日コーチングを受けていた個人事業主の方とのセッションで、「どんな世界を創りたいのか?」を決めたら、やることがスーット決まって、講座の名前も決まりました。毎月勉強会を開催し、大好評のようです。今年で2年目に入っています。

 自分が何をしたいのか? やりながら探そうとするのは、場合によっては遠回りになるでしょう。それは、不安の道を進んでいるということなんです。
 ゴールを決めて、最短の道で到達しようと考えるようになったら、どう世界が変わるでしょうか? 最短の道というと、語弊があるかもしれませんが、集中したいところが決まっているので、結果的に最短になるという意味です。

 まずは、自分の未来の絵を描くことを、真剣に考える時間が必要だと思います。たいてい、話そうとしても、相手に悪いかなとかで、深まりにくかったり、なんとなく流れてしまうものです。相手のために話を聞こうという心構えの人もそんなに多いわけではありません。見事に話は流れていきがちです。だからコーチングセッションの価値があるのだと、最近感じています。

 「夢は何ですか?」
 私の人生で初めてその質問をされたときは、とても居心地悪い感じがしたのを覚えています。しかし、その質問が私の潜在意識に入って、「夢を決めたい」に変わったとき、頭の切り替えが起きました。無理に探そうとしなくても、自然と見つかっていく、そういうフローに入っていけるのです。


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