同じレッスンを受けていて、Aさんは1年後にはものすごく進化していて、Bさんは、そんなに変わっていなかった。このAさんとBさんの違いはなんでしょうか?
例えば、私はコーチングセッション後にクライアントさんに「フィードバックシート」を送っています。そうすると、クライアントさんもセッションの感想をくださいます。その感想から、自分のやったことを認識できますし、改善点を感じたら次からこうしてみよう、というアイデアを得ることもできます。クライアントさんにとって、一度話したことが的確にまとまっていることで、「メタ認知」できるのです。私はクライアントさんの変化を促すためにもフィードバックシートを作成しています。
もし、私がフィードバックシートを送っていなかったら、私もフィードバックされる機会がめっきり少なかったと思います。自分から自己修正を求めている行動をとっています。自分のやっていることを人から見てもらうということを怖いから避ける人もいるでしょうが、それでは成長できません。その繰り返しを経験することで、ようやく自分でスモールチェンジができるのです。
自分でのスモールチェンジすなわち、「自己修正力」とは、心理学用語でいうと「メタ認知能力」のことです。メタ認知能力が高い人は、自分の現状を振り返り、どこを改善すればいいか理解し、それに向けて踏み出せるようになる。人の力を借りずとも、自分自身を成長させることができるのです。
このスキルを持つことで、想定外の未来が成立するように思います。多くの方は、「想定外の未来になりたい」と言いながら、スモールチェンジをあまりされていないのではないでしょうか?
例えば私は英会話レッスンを4年続けていますが、ずっとテキストだけを使用していたら、自分の考えを書く機会はなかなか訪れなかったと思います。
「続けていれば、そのうち誰かから書いてくださいと言われるかもしれない!」と信じて、機会を待てばいいのでしょうか? いや、いつ訪れるかもわからないですから、時間も授業料も無駄にしてしまうと思ったので、ある日先生に「テキストは辞めて、メルマガを作成したい」と、先生を私の夢に巻き込みました。
その時の私にとっては、コンフォートゾーンを抜けるような、完全にハードルの高いことであり、1記事、5.6時間は掛かることを覚悟しました。できるか? というよりも、できるようにするしかないと思いました。
結果、英会話の先生の構成力の素晴らしさで、伝えたいことをシンプルに書けるようになって、逆に日本語が上達したのです。この変化は想定外でした。日本語が上達すれば、セミナーで話すことも分かりやすくなりますから、リピートしてセミナーを受ける方が続出してきたのです。
◎想定外の未来が起きる方程式は、
コンフォートゾーンを抜ける×メタ認知力です。
ここを意識することで、日々のスモールチェンジがやがて、びっくりチェンジへと変わるでしょう。
E=mc2 みたいなものがようやくできました。(笑) 教わり上手EVENTのなかでは、私の55のスモールチェンジエピソードをもとに、「コンフォートゾーンを抜ける×メタ認知力」について考察していきます。
世間で言うコンフォートゾーンにいることが、とにかく不快に感じてしまうという人が語ります。(笑) どうなることでしょうか?
★10月教わり上手EVENT Epi.3 『スモールチェンジ』 ご案内はこちらです。
10/13 (土)満席となりました。
10/20(土)東京オンライン 15:00-18:00
10/27(土)大阪 11:00-14:00
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