ストック思考は、旬を逃す。

 断捨離中のクライアントさんは、自分の思考が見えてきたそうです。

 本当に好きな食器は、もったいなくて使えていない、食洗器で洗えないから使っていない…という理由で、食器棚に閉まったままだったそうです。

 好きなお菓子も、買ったあとに「今日はお腹いっぱいだから、食べれない」となって、そのままストックへ。なんだかその調子で、ストックが増えてきたようです。

 服に関しても、好きな服を買ったのに、着ていないものが…。今の地域で着ると、ちょっと浮いてしまうことを気にしていたそうです。

 紅茶も大量にあって、これから毎日飲もうとされていました。でも、それでは修行のようになるので、好きな缶にストックして、最低必要量だけにするように提案しました。(笑)

 どれもこれも、旬を逃しています! お菓子も紅茶も、買った瞬間が一番新しいのですから、美味しいはず。服も時が経つと時代遅れになります。食器も好きな器のほうが、美味しく食べることができるでしょう。

 ストックをしておくということは、旬を逃がす思考になっているのです。今必要だから買って、使い終わる。そんな循環を生むようになると、家の中も常にすっきり、新しいものに囲まれ、空気の流れもいい感じになりそうですね。

 いらないものを捨てる、次の段階は、ストック量の見直しへ。パンデミックも続きますし、引き続き断捨離業務に励むようでした。