個人でお仕事をされている方のセッションでした。
「代理店のメーカー営業さんが、毎月来るのですが、目的も、効果も良く分からなくて、戸惑いがあります。たまに開かれる勉強会のときだけはありがたいのですが…。それで、今度は、私のお取引先へも一緒に訪問しましょうと言われて、その取引先へアポを取って欲しいと言われて、困っているんです」とのことでした。
こちらも忙しい合間を縫っているわけですから、目的を持って来てほしいとクライアントさんは思っているそうです。
これまで、4人の営業さんとのお付き合いがあったそうなのですが、今回の5人目の方だけが、「次は、いつならお伺い出来ますでしょうか」と、来る目的が定かでなくても、毎月必ずやってくるそうです。
クライアントさんは、まあ、いいかで30分くらいつきあうようですが、さらに、卸先も一緒に訪問してくれませんか? と頼まれたそうで、さらに困っているとのことでした。
毎月、目的がないし、タダ来る人になっていて、自分は30分くらい付き合ってあげても、今度は、卸先の人に、ちゃんと目的を伝えてあげられる状態でないと、悪いなと思うそうです。自分ならまだしも、他人まで気を使わせてしまいそうな所に、及ぶようになってきたことで、自分は困っていると、ようやく認識したのかもしれません。自分の気持ちを書き消して、相手に合わせることで、困っている状態とも言えました。
「時間を合わせますから、というところしか、あわせてくれないんですねぇ。その営業さん、自分の予定表をいっぱいにしたいだけなんじゃないでしょうかね。正直、うざいですね」と私が笑いながら言うと、クライアントさんが、「うざいですよね」と笑って返ってきました。
クライアントさんは、「うざいな」と、思っちゃいけないのかなと思っていたそうでした。
そんな気がしたので、私もクライアントさんの気持ちに合いそうな言葉をフィードバックしたのです。
相手の言いたい気持ちを、私の方が先に察して、先に発言することがよくあります。すると、相手は自分の気持ちを受け容れることができるのです。そこから、話がまた進んでいけるのです。
たまには、相手の人に、こちらの立場のことを知って頂いた方が、いいときもあるのではないでしょうか。
相手の成長を願いながら伝えるのです。「こちらの立場からしますと、ただ、会いたいでは困るものですよ」と、ストレートに伝えてみてもいいのです。相手にとっては、相手のことを想像する目を養うことが、課題かもしれません。
私も以前に、相手の成長を願いながら、苦言を呈したことがありました。
読者の方から、質問メールを頂いたとき、携帯からだったというのもあり、件名もなく、いきなり本題に入り、送信者のお名前もありませんでした。
こういうのに、返信をするのはどうなんだろう? という気持ちが湧いてきました。
でも、折角いつも読んでくださっているのだから、お送りしようと、内容を読み始めたのですが、元に戻って、最初に自分が感じた違和感の方を、もう少し味わいました。すると、見えてきたのです。
中身は、コミュニケーションについての部下との悩みについて書かれていましたが、おそらく、普段から、件名も、宛名も、名前もないメールを送ってしまうような、受け取る相手への想像力と礼儀がもしかしたら欠けていることが、そもそも問題ではないかと感じました。そこを指摘する内容を書き、自戒の念を込めて、お伝えしましたと、最後に書きました。
私自身も、洞察力を磨くことと、苦言をどう伝えるか? について、考えるいい機会を頂いたと思っています。
すぐに、読者の方は、謝罪のメールをお送りくださいました。それから、数か月経ってから、また同じ方からメールが来て、コミュニケーションの問題が、解決してきたというような内容を頂きました。
自分の違和感を上塗りしてまで、「相手が会いたいというのだから、仕方ない、会ってあげよう」と自己犠牲のようになっていては、自分が困って、辛くなっていくものです。
自分の気持ちをよく聴いてあげることで、もっと真意が見えてくるのではないでしょうか。
うざいと感じてはいけない、怒ってはいけない、ネガティブに捉えてはいけない…。そういう風にしていると、自分が辛くなります。どんな感情が湧きおこってもいいのです。ニュートラルにその状況を再び観察してみることで、自分にとっても相手にとっても、意味のあることになるのです。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
自分の違和感、大切にしていますか?
「代理店のメーカー営業さんが、毎月来るのですが、目的も、効果も良く分からなくて、戸惑いがあります。たまに開かれる勉強会のときだけはありがたいのですが…。それで、今度は、私のお取引先へも一緒に訪問しましょうと言われて、その取引先へアポを取って欲しいと言われて、困っているんです」とのことでした。
こちらも忙しい合間を縫っているわけですから、目的を持って来てほしいとクライアントさんは思っているそうです。
これまで、4人の営業さんとのお付き合いがあったそうなのですが、今回の5人目の方だけが、「次は、いつならお伺い出来ますでしょうか」と、来る目的が定かでなくても、毎月必ずやってくるそうです。
クライアントさんは、まあ、いいかで30分くらいつきあうようですが、さらに、卸先も一緒に訪問してくれませんか? と頼まれたそうで、さらに困っているとのことでした。
毎月、目的がないし、タダ来る人になっていて、自分は30分くらい付き合ってあげても、今度は、卸先の人に、ちゃんと目的を伝えてあげられる状態でないと、悪いなと思うそうです。自分ならまだしも、他人まで気を使わせてしまいそうな所に、及ぶようになってきたことで、自分は困っていると、ようやく認識したのかもしれません。自分の気持ちを書き消して、相手に合わせることで、困っている状態とも言えました。
「時間を合わせますから、というところしか、あわせてくれないんですねぇ。その営業さん、自分の予定表をいっぱいにしたいだけなんじゃないでしょうかね。正直、うざいですね」と私が笑いながら言うと、クライアントさんが、「うざいですよね」と笑って返ってきました。
クライアントさんは、「うざいな」と、思っちゃいけないのかなと思っていたそうでした。
そんな気がしたので、私もクライアントさんの気持ちに合いそうな言葉をフィードバックしたのです。
相手の言いたい気持ちを、私の方が先に察して、先に発言することがよくあります。すると、相手は自分の気持ちを受け容れることができるのです。そこから、話がまた進んでいけるのです。
たまには、相手の人に、こちらの立場のことを知って頂いた方が、いいときもあるのではないでしょうか。
相手の成長を願いながら伝えるのです。「こちらの立場からしますと、ただ、会いたいでは困るものですよ」と、ストレートに伝えてみてもいいのです。相手にとっては、相手のことを想像する目を養うことが、課題かもしれません。
私も以前に、相手の成長を願いながら、苦言を呈したことがありました。
読者の方から、質問メールを頂いたとき、携帯からだったというのもあり、件名もなく、いきなり本題に入り、送信者のお名前もありませんでした。
こういうのに、返信をするのはどうなんだろう? という気持ちが湧いてきました。
でも、折角いつも読んでくださっているのだから、お送りしようと、内容を読み始めたのですが、元に戻って、最初に自分が感じた違和感の方を、もう少し味わいました。すると、見えてきたのです。
中身は、コミュニケーションについての部下との悩みについて書かれていましたが、おそらく、普段から、件名も、宛名も、名前もないメールを送ってしまうような、受け取る相手への想像力と礼儀がもしかしたら欠けていることが、そもそも問題ではないかと感じました。そこを指摘する内容を書き、自戒の念を込めて、お伝えしましたと、最後に書きました。
私自身も、洞察力を磨くことと、苦言をどう伝えるか? について、考えるいい機会を頂いたと思っています。
すぐに、読者の方は、謝罪のメールをお送りくださいました。それから、数か月経ってから、また同じ方からメールが来て、コミュニケーションの問題が、解決してきたというような内容を頂きました。
自分の違和感を上塗りしてまで、「相手が会いたいというのだから、仕方ない、会ってあげよう」と自己犠牲のようになっていては、自分が困って、辛くなっていくものです。
自分の気持ちをよく聴いてあげることで、もっと真意が見えてくるのではないでしょうか。
うざいと感じてはいけない、怒ってはいけない、ネガティブに捉えてはいけない…。そういう風にしていると、自分が辛くなります。どんな感情が湧きおこってもいいのです。ニュートラルにその状況を再び観察してみることで、自分にとっても相手にとっても、意味のあることになるのです。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
自分の違和感、大切にしていますか?
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