提供しているサービスが増えてきたので、新たにHPを作るためのインスピレーションとして、宇多田ヒカルさんのHPを久々に覗いてみました。それは、モノクロという感じの、アーティストなシンプルなHPでした。Twitterを見ると、最近プロフェッショナル仕事の流儀に出られていたのを発見。早速番組を観ました。
クリエーターとしての宇多田ヒカルさんの現場の様子を垣間見ることができました。家で曲作りをしている様子。スタジオでミュージシャンたちとやり取りをしている様子。レコーディングの様子。自宅で自分の中のこれだ、を見つけようともがいている。それらは、なんとなく予想がついた現場の様子でしたが、もっとも共感したのは、宇多田ヒカルさんのインタビューの言葉です。
「本当のことはなんなんだろう。真実はなんなんだろう。それを探すことが私にとって希望を持ち続けること」
「好きでやるとか、楽しいっていうのとは、また全然違う感覚なので、苦しいときもあるけれど、やらないことのほうが苦しい。多分続けないと、生きていけないだろうなという気もするので。私はたぶんマックスで自分のためにやろうとしているので」
「真実も救済も安息も他人や世界の中にはない、自分の中にしかない」
「その真実には どうしたら触れられるんだろう。それがないと思うと、あまりにもむなしくて絶望しかないので、それがあるだろう。どこだ? と思ったら、それは他者にはないと。自分以外の世界にも人にもない」
改めて、自分の中の違和感、ぴったりとくる感覚、そういうものを信じて出していくことが、自分の希望につながり、続けないと生きていけないと思いながらも、やはり続けてやることが大事なんだと、思わせてもらいました。
この番組を見た後で聴く『初恋』と『夕凪』は、色々な音、音以外の何かも拾うこともできて、なんか感動してきました。真実に触れてこの世に出てきて、磨き上げられた作品だから、感動しないわけはないのでしょう。
2009年に買った、宇多田ヒカルさんの『点』・『線』の2冊。
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