相手を許せない自分を許しなさい。

 9年ぶりにセッションのご依頼を受けまして、緊急そうでしたのですぐにオリエンとセッションをすることにしました。そういえば、何かサインみたいなものがあったから、コーチングを申し込む方はわりといらっしゃいます。

 その方は、周りの人に暴言を吐かれて、自分に目を向ける一歩を踏み出さなくてはと感じたそうです。だから、その出来事があって感謝しているとおっしゃっていました。また、たまたまセッション当日に、ぎっくり腰になり治療へ行ってきたそうです。

「腰を痛めるとき、怒りがたまっているサインらしいですよ」

「え、そうなんですか。私怒っているのか…」

 そして、ブランクが空きすぎのため、どこから話したらいいか迷われながら、お話がはじまりました。私は最初の数分で、カオスになっている理由がみえてきました。そのまま話を聞き続け、思い癖が確定したので、ようやくフィードバックしました。

「暴言吐かれたら、すぐ感謝できないですよね。多分、無理やり感謝に持っていっていませんか? ネガティブが辛いから、無理やりポジティブにしてますよね。私もそういわれたら、まず腹立ちますし、感謝なんて10年先ですよ。(笑)」

「だって、感謝しないといけないって言いますよね」

「まず、自分の気持ちにまず寄り添わないと。そこですね。自分を大切にする部分は。そのうち感謝できたらいいな~と思っていればいいんです」

 そのほかにも、「相手を許しなさい」ができないことに苦しんでもいました。なので私は言いました。「相手を許せない自分を許しなさい」と。

 この日のセッションは、自分でも前世牧師感が出ているなと思い、(笑)9年ぶりのクライアントさんに言いました。

「私、前世牧師だったようで」

「わかる!!!!なんか、放っているものが違うなと前から思っていましたよ! それに堀口さんのセッションって、そのものを引き出してくれるからいいんですよね!」

セッションの最後は大爆笑でした。(笑)