どうしたらメンターになってもらえるのか?

 将来のライフワークにするため、ほとんど勉強ばかりの1日を過ごしていたクライアントさんが、ついに私の提案でジムへ行くようになりました。(笑) 周りとのかかわりがなくなると、誰だって自信がなくなるものです。そして、あまりしゃべらないと、言葉も出てこなくなります。クライアントさんも、そんな罠に陥りそうになっていたところでした。

 頭ばかり使っているので、運動を取り入れることで、心と身体のバランスが良くなり、睡眠の質もアップするし、さらに頭の回転も良くなります。そして、自分の身体の変化に自信を感じられるでしょう。実際に筋力がつくことで、日常生活も楽になることだらけですから!

 ほぼ毎日ジムへ行かれているようですが、課題のある日は休んでいるそうです。私に言わせれば、月会費払っているのでもったいない! それよりも、「課題のある日はウォーキングだけやろう」など、とにかくジムへ行ってみるようにするのはどうでしょうか? 身体を動かしたほうが、頭が働くからです。そんな境地に至りましょう。成功者は、健康に気を配り、ジムに行っているイメージがありますから!

 

 「運動をしてからの変化は何かないか?」と訊いてみると、自分の憧れの先生の少人数制の講座の募集を見つけ、今までは「自分はまだまだ」と躊躇していたようですが、DMから申し込んだようです。たまたま自分の課題についても、評価されたタイミングだったようですので、そのことも後押しになったのでしょう。これはサインだなと私は思いました。そしてふとこんな提案をしたのです。

「そろそろ、メンターを持った方がいいと思います」と。クライアントさんは全くそんなことは考えておらず、「自分は生徒」というセルフイメージ100%のようでした。


 ほかのクライアントさんにも以前、「メンターを見つけてください」という課題を出したことがありました。そのクライアントさんも勉強をよく頑張っていたのですが、周りとのつながりが薄いような気がしたのです。それで師匠を意識して過ごしていたら、「師匠が見つかりました」となりました。それから、その師匠を通じて同じ業界内の人たちとのコミュニケーションも広がり、最近もそのつながりから、転職が成功したばかりです。


 ではどうしたらメンターになってもらえるのか? それは、「メンターになってください」というのとは違います。自分がほかの生徒よりも、目立つというか、先生にもフィードバックをして、与える生徒になることです。そして、自分の心の中で「メンター」と思っておけばいいのです。(笑)